高齢者を襲う高血圧

高血圧の原因と塩分の食品に含まれる強さ

高血圧とは、最高血圧が140mmHgあるいは最低血圧90mmHgのどちらか、または両方を超えた状態を指します。ただ、血圧は時間帯や精神状態、運動の有無などによって変化しますから、正確な数値を得るには毎日何回か測定し、その平均値で判断します。また、「本態性高血圧」は、他に異常がないのに血圧が高くなることで、その要因は食塩などの採りすぎや加齢による血管の老化、ストレス、過労、運動不足、肥満、そして遺伝的要素が原因と考えられています。

食塩が体の中に多く入ると、その塩分の濃度を一定に保とうとする体の仕組みが働いて、薄めるために水も増えてしまい、血液の量と脈拍数が増え、血圧が上昇します。また、食塩に含まれるナトリウムは、血管を収縮させたり、交感神経を刺激することで血圧を上げる作用のあることが判っています。ちなみに、現在の日本人の平均食塩摂取量は12~13gと言われていて、世界保健機構(WHO)が推奨している塩分摂取量は6gですので、2倍近く摂取している事になります。しかし、食塩を減らすことは、毎日の食生活にかかわっていますから、むしろ食事の作る人のほうが大変で、ダシを濃くしたり酢を使ったりして、味の強さを感じさせる工夫が必要になってきます。

塩分の強さが多い食べ物は、例えば塩さけ1切(80g)6.4g、インスタントラーメン1袋3.5~6.9g、うどん1杯5g、にぎりずし1人前5~6gなど、予想以上の強さを持つ食品が多のです。汁はできるだけ飲まない みそ汁は具を沢山にして汁は全部飲まない、ラーメンやうどん・そばの汁は飲まないか3口までで我慢します。塩分摂取制限はナトリウムの制限でもありますから、ナトリウムが含まれている清涼飲料水や、実は健康飲料にも含まれているので注意が必要です。理想的には、家族全員で子供のころから薄味に慣れておくことが、高血圧の予防にとって非常に有効な手段となります。